2022年、民法が改正され成人として認められる年齢が20歳より18歳になりました。
式典などの開催年齢は各自治体に委ねられているようですが、『二十歳の集い』などと名称を変え、今まで通り20歳で開催している自治体がほとんどと聞きます。
そのため、成人のお祝いなども二十歳の式典にあわせたタイミングで頂くことが多いようです。
華やかに装って臨む式典で、一層大人としての思いを強くする、一生で一度だけの大切なイベントであることには変わりはないでしょう。
成人祝のお返しの場合も、決められた品物はありません。御祝を下さるのはごく親しい身内の方が多いと思いますので、先様のお好みに合わせてお選びになるのが良いかと思います。金額的には頂いた額の半分くらいが目安となるでしょう。
点数的には、ほかの御祝い事と同じように1品もしくは、3品くらいでお返しされるのが良いと思います。
成人祝のお返しとなると、1点でいいものをお返しになられるか、3点の場合は、他のお祝い事と同じように主な品物+鰹節+お菓子など、または慶事用二合酒というのが良く使われる組合せです。ただ、これも決まりがあるわけではないので、お好みの品物を組み合せてお返しされている方も多くなって来ています。
主な品物としては、最近では手軽に召し上がれるお惣菜などの詰合せ、カタログギフト、ひざ掛け、タオルなどの繊維製品が良く使われています。
これは遠州地方の風習というわけではありませんが、成人式を終えて大人と認められたのですから、これから大人としての様々な礼儀やお付き合いを覚えて行かなくてはなりません。出来ることならば、親御さんにすべておまかせするのではなく、ご本人が内祝の品物を選んでお届けする事が望ましいでしょう。
成人を迎えた方々が当店にご来店し、お相手の事を考えて品物を選んでいる姿はとても頼もしく、嬉しいものです。つねに感謝の気持ちを忘れずにお相手の事を思える大人になって頂ければと思います。